お悩み相談
尿のおもらし頻尿 の相談 小学2年の女子、トイレがぎりぎりでときに漏らします
質問
現在小学一年生、4月で二年生になる娘のことで相談です。
トイレに行きたいということに鈍感というか、気づいてないことがあるのじゃないかと感じることがあります。
トイレに行くときはいつもギリギリで、そのため途中で漏らしたりトイレの中で出てしまったりすることが多くあります。
娘をよく見ていると、トイレに立つちょっと前くらいからおしりをモジモジさせたりお股を押さえたりしています。
それでトイレに行くよう声をかけるのですが、そのときには「平気」「トイレじゃない」と言ってそのときやっていることを続けて、5分~10分後くらいに急いでトイレに向かいます。
出かけた先では上記のような仕草が見られたらすぐにトイレに行かせますが、気づかずに遅れてしまうと慌ててトイレに行かせますが、間に合わず漏らしてしまうこともあります。
家ではこちらが気づいて声をかけることができますが、学校ではそうはいかず、パンツを濡らして帰ってくることが多く、時にはズボンにまでおしっこが染みていることもあるほどです。
床に流れてしまうお漏らしも数回ありました。
はじめはトイレが後回しになっているだけなのかと思っていましたが、特に何かに夢中になっていたりするわけじゃないのにギリギリまでトイレに行かないので、おしっこに気づいてないんじゃないか、ギリギリまでわかっていないんじゃないかと思うようになりました。
夜のおねしょは、小学校に上がるまでは毎日でしたが、現在は2日~3日に1回程度に減りました。またトイレの間隔は2~3時間に1回と、我慢できる時間はけっこう長くて頻尿というわけではありません。
何か家庭でできることはありますでしょうか?それとも、受診して投薬などを始めたほうがいいでしょうか?
先生の回答
ご質問ありがとうございます。
娘さんの症状を詳しく書いてくれてありがとうございます。
トイレがいつもギリギリになる、トイレに立つ前にモジモジしたりお股をおさえたりする、急激にトイレに立って排尿するなどの症状は尿意切迫感と言って、小児過活動膀胱でとても良く見られる症状です。
成人の過活動膀胱ではトイレが近くなる(頻尿)ことが主体ですが、小児では尿もれを伴うことが多いです。
過活動膀胱があると、いつもトイレに行きたい感じもあり、あまりにもこの頻度が高いと尿意を無視する傾向があり、保護者がトイレを促しても断ることが多くなります。
娘さんの場合は、4月から小学校2年生になるので、尿もれなどを周囲に友達から指摘される前に、専門の病院で検査して診断をつけてもらい、治療を開始することをお勧めします。
日付:2022.04.11